2016年1月30日土曜日

小学生の英語と教育のバランス感覚

小学生の英語について、ここ最近は
問い合わせが多くなってきました。

例えば、小学生のうちに、英検5級や4級を
とらせたいという相談です。

ショウインでは、小学生で英検3級、
すごい子では小学3年生で2級合格も出てきました。

しかし、○級合格という言葉だけが先行するのでは、
そもそもの教育的な狙いを欠いていると言えます。

なぜ、小学校で英語を扱うようになったか、
その原点にある要点を確認しておきたいところです。

実は、小学生の英語というのは、外国語を通じて、
異言語や異文化について体験的に理解を深めること、

積極的にコミュニケーションを図ろうとする、
態度の育成を図ること、

外国語の音声や基本的な表現に慣れ親しませながら、
コミュニケーション能力を養うこと、

が大きな目的になっています。

つまりは、「異言語」「異文化」を知ることは、
同時に、「国語」「日本の文化・歴史」と向き合うことも
含まれるということです。

英語力が高まることは、大変素晴らしいことですが、
根本にある、日本人としての価値観やアイデンティティ、
コミュニケーション能力の向上など、
特に小学生の英語では指導のバランスが重要なのです。

ショウインでも当然、英語をしっかりと指導して参りますが、
この「バランス感覚」には特に注意を払って
指導にあたりたいと考えています。

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